【株の学び場】含み益が減った月、配当投資をどう続けるか — 2026年9月の記録を並べて考えたこと

「含み益が減った月、配当投資をどう続ける?」という文字と、下向きの赤い折れ線、積み上がった金色のコイン。 株の学び場

※本記事にはプロモーションが含まれます。

40代会社員のちゃぴっとです。

2026年9月は、日本株もインデックスも含み益が減りました。日本株(ETF含む)は▲592,655円、インデックス投資は▲550,377円。両方そろって下がった月です。

その同じ月に、配当金が62,460円(税引後・手取り)振り込まれています。

この2つを並べたとき、どう受け止めて、どう続けるのか。今回は数字の詳しい内訳ではなく、考え方のほうを整理しておきます。

なお、この記事は方針の整理であり、個別銘柄の点検結果を報告するものではありません。


9月に起きたこと

まず、月次記事で公開した数字を並べます。

項目2026年9月の実績
日本株(ETF含む)の含み益11,316,936円(前月比 ▲592,655円)
インデックス投資の含み益11,082,869円(前月比 ▲550,377円)
9月に受け取った配当金62,460円(税引後・手取り/うちNISA非課税38,552円)

含み益は合わせて約114万円減り、配当は62,460円入りました。


含み益の増減と、受け取った配当は別の数字です

ここを混ぜると、月の記録の意味がわからなくなります。私は次のように分けて見ています。

含み益受取配当
性質時価評価の「残高」口座に入金された「現金」
月ごとに見る数字残高が1ヶ月でどれだけ動いたかその月に入金された額
確定しているかしていない(売って初めて確定)入金済みで確定している(税引後)
あとから動くか株価しだいで増減する過去の入金額が株価で変わることはない

9月でいえば、11,316,936円や11,082,869円は 「9月末時点の残高」、▲592,655円や▲550,377円は 「1ヶ月の変化」、62,460円は 「9月に入金された現金」。性格が違うので、まずはこの3つを混ぜずに置きます。対象の範囲・期間・税引前後といった条件を揃えれば、値動きと配当を合わせた総合的な収益を見ることもできますが、今回はその計算まではしていません。

9月の配当で、下落が帳消しになったわけではありません

62,460円の配当では、約114万円の含み益の減少は補いきれません。桁が違います。

配当が入ったからといって、評価が減ったこと自体がなくなるわけでもありません。売っていないから関係ない、という話でもない。評価益の減少も、資産の値動きとして無視できるものではありません。

それでも私が両方を記録しているのは、動き方が違う数字だからです。含み益は相場で毎日変わりますが、受け取った配当は入金された時点の実績で、その後に株価が下がっても、入金された記録そのものが変わることはありません(使えば手元の現金は減りますし、再投資すれば株価の影響を受ける資産に姿を変えます)。日本株編にも書いたとおり、下げた月ほどこの違いは意識します。


ただし、配当も約束された数字ではありません

受け取った配当は確定していますが、これから受け取る配当は確定していません。

  • 業績が悪化すれば、減配はあります
  • 事情によっては、無配になることもあります
  • 予想配当はあくまで会社の予想で、期中に変わることがあります

見込額は 1株当たりの予想配当 × 保有株数 = 税引前の見込額 で計算できます。ただしそれは 予定 であって、入金されるまでは実績になりません。この記事で「9月の配当」と書いているのは、すべて 入金済み・税引後 の金額なので、見込額とは前提が違います。

決算書で私が見ている3つのポイントでは、配当を出し続けられるかどうかを見るために、売上と利益の推移、そして 過去に減配・無配がないか を確認すると書きました。配当は利益から出るものなので、利益が続いているかどうかが前提になります。

ただし、過去に減配・無配がないことは、これからも続くという保証ではありません。実績が長い会社ほど「配当を維持する意思」は読み取れますが、それと将来の確約は別の話です。


下げた月に、株価より先に見たいもの

株価が下がったとき、最初に目に入るのは含み益の数字です。ただ、その数字だけでは売り買いの判断材料になりません。

私が銘柄を買う前に見てきたのは、売上と利益の推移、配当の安全性、株価の割安度(PER・PBR)の3点です。持ち続けるかどうかを考えるときも、見る場所は同じだと思っています。

  • 売上と利益が、以前と同じように出ているか
  • 配当の方針や予想が、買ったときから変わっていないか
  • 下がった理由が、会社の中身の話なのか、相場全体の話なのか

日本株編で書いたとおり、9月に私の含み益を押し下げたのは、7月・8月に押し上げてきた資源・非鉄・ネット金融でした。ただし、そこからわかるのは 株価がどう動いたか だけです。

株価が下がった理由が相場全体の流れなのか、その会社の事情なのかは、値動きを並べただけでは判断できません。判断するには、決算短信や適時開示で業績・配当予想に変化がないかを確認する必要があります。値動きだけを見て「業績は問題ない」と言い切ることはできない、ということです。


続け方は、先月までと変えていません

9月にやったことは、月次記事に書いたとおりです(いずれも9月分の記録で、10月以降の売買についてはここでは触れません)。

  • 日本株:NISA成長投資枠で3件の買付(9月中の売却なし)
  • インデックス:9月9日に設定どおり10万円を積立(9月中の売却なし)

方針のほうも、これまで書いてきたものから変えていません。

① 買った理由が崩れていないなら、株価だけを理由に手放さない
日本株編で書いたスタンスです。優待や配当を目的に買った銘柄なら、見るべきは株価より、その目的が続いているかどうかです。

② インデックスは取り崩さない
利益確定をするなら「売る判断」と「買い直す判断」の2回とも当てる必要があります。私にはその自信がありません。だから特定口座の楽天VTIの含み益が8月に1,000万円を超えたときも売らず、9月にその大台を割ったときも売りませんでした(インデックス投資全体の含み益は9月末も1,108万円です)。

③ 生活の余裕は、日本の高配当株の配当で作る
インデックスで世界経済・米国経済の成長を取り、日本の高配当株で配当のキャッシュフローを取る。役割を分けているので、どちらかが下げた月に方針を入れ替える必要がありません。

④ 比べる相手は、先月の自分だけ
指数と自分のポートフォリオは別物です。日経平均が上がった月に自分の口座が減ることもあります。


まとめ

論点整理
評価の変動含み益の増減は時価評価の動き。確定しておらず、残高と月の変化は別の数字
受取実績入金済み・税引後の配当は、その月に確定した実績
両者の関係今回の9月の配当額では、含み益の減少を補いきれない。合算するなら対象・期間・税引前後の条件を揃える必要がある
将来の配当予想配当は確約ではない。減配・無配はあり得る
下落時の確認値動きだけでは理由を切り分けられない。決算・開示を見て判断する
既存の方針買った理由が崩れていなければ持ち続ける/インデックスは取り崩さない/生活の余裕は配当で作る/比べる相手は先月の自分

9月は含み益が減り、配当は入りました。それぞれ別の数字として記録したうえで、買った理由が崩れていなければ持ち続ける、インデックスは取り崩さない、という方針は変えていません。

※当ブログは特定の銘柄の購入を推奨するものではありません。投資の最終判断はご自身の責任でお願いします。


出典・基準日

・含み益:2026年9月末時点。日本株(ETF含む)は9/30終値ベース、インデックス投資は9/30基準価額ベース。いずれも公開済みの月次記事(日本株編/インデックス編)の掲載値です

・配当金:2026年9月に入金された6銘柄7件の合計(税引後・手取り)。内訳は2026年9月の配当金まとめに記載しています

・本記事は上記3記事で公開した数字を並べ直したもので、新しい集計は行っていません

※含み益は日々変動します。また、含み益は売却して初めて確定する数字であり、税金も考慮していません

※配当は将来にわたって約束されたものではなく、減配・無配となる可能性があります

※本記事は個人の投資記録および情報提供を目的としたものであり、特定の金融商品の購入を推奨するものではありません。投資の最終判断は、必ずご自身の責任と判断で行ってください。


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