40代会社員のちゃぴっとです。
最近、毎日のように 「日経平均株価、最高値更新」 というニュースを見かけます。2026年5月22日には終値63,339円という史上最高値を記録。1990年代のバブル期高値を完全に超え、いよいよ6万円台が定着しつつあります。
ところが、私の保有銘柄を見ると 「あれ?そんなに上がっていない…」 と感じる日が多い。日経平均は連日のように最高値を更新しているのに、ポートフォリオの動きは穏やか。これはなぜでしょうか。
この記事では、「日経平均が上がっても自分の株が連動しない理由」 を、私自身の保有株を例に、初心者向けにやさしく解説します。
日経平均株価ってどうやって計算されている?
日経平均は 東証プライム市場に上場する代表的な225銘柄の株価をもとに算出される指数 です。
キーポイント:「株価平均型」という仕組み
日経平均の最大の特徴は 「株価平均型」 であること。
- 225銘柄の 株価を合計し、特殊な除数で割って算出
- つまり 株価が高い銘柄ほど指数への影響(寄与度)が大きい のが原則
- 時価総額の大きさは関係ない
例えば、株価7万円台のファーストリテイリングと、株価1,000円台の銀行株では、同じ「+5%」上昇でも 指数への影響に何十倍もの差 が出ます。
補足:株式分割した銘柄は「みなし株価」で寄与度を維持
ひとつだけ初心者がつまずきやすいポイント。過去に株式分割をした銘柄は、実株価より高い「みなし株価」で寄与度が計算されている ことがあります。
たとえば:
- TDK(6762) は2024年10月に 1:5分割 を実施。実株価は3,000円台ですが、計算上は分割前と同じレベルの寄与度を維持。
- ソフトバンクG(9984) は2026年1月に 1:4分割 を実施。実株価6,757円は分割前換算で約27,000円相当の水準で、これが 寄与度1位を維持している理由 です。
仕組み自体は除数の調整で寄与度を保つ形ですが、要は 「実株価が低いのに寄与度が高い銘柄」も存在する と覚えておけばOK。
米国のS&P500やNYダウとの違い
参考までに、他の代表的な指数との違い。
| 指数 | 算出方式 | 寄与度が大きい銘柄 |
|---|---|---|
| 日経平均 | 株価平均型 | 株価の高い銘柄 |
| TOPIX | 時価総額加重型 | 時価総額の大きい銘柄 |
| NYダウ | 株価平均型(日経と同じ) | 株価の高い銘柄 |
| S&P500 | 時価総額加重型 | 時価総額の大きい銘柄 |
日経平均と同じ「株価平均型」のNYダウも、構成銘柄数が30と少なく、構成銘柄次第で動きが偏ります。
2026年5月、日経平均を押し上げているのは誰か
直近の日経平均上昇の主役は、AIラリー に乗った銘柄です。
2026年5月22日(最高値更新日)の 値上がり寄与度TOP5 はこちら。
| 順位 | 銘柄 | 5/22終値 | 業界 |
|---|---|---|---|
| 1位 | ソフトバンクグループ(9984) | 6,757円 | 投資会社(AI投資) |
| 2位 | ファーストリテイリング(9983) | 75,510円 | 小売(ユニクロ) |
| 3位 | TDK(6762) | 3,370円 | 電子部品 |
| 4位 | 東京エレクトロン(8035) | 49,830円 | 半導体製造装置 |
| 5位 | イビデン(4062) | 19,250円 | 半導体パッケージ基板 |
この日は ソフトバンクGとファーストリテイリングの2銘柄だけで約755円分 の指数押し上げに寄与しました。AI関連株のラリーがそのまま日経平均最高値更新を演出している構図がよく分かります。
私の保有株はどうか?「寄与度トップ5銘柄」を持っていない
私の保有銘柄(特定口座+NISA成長枠で合計約30銘柄)は、配当・優待中心 に組んでいます。
参考に、保有銘柄の主な顔ぶれを並べると:
| カテゴリ | 保有銘柄(一部) |
|---|---|
| 金融 | 三菱UFJFG・みずほFG・オリックス・三菱HCキャピタル |
| 通信 | KDDI・NTT |
| 製薬 | アステラス製薬・日本新薬・武田薬品 |
| 高配当・優待 | JT・ライオン・日本取引所G・三菱商事 |
| 重厚長大 | IHI・三菱重工・JX金属・日本製鉄 |
| 海運・倉庫 | 川崎汽船・三井倉庫HD |
| 住宅・建設 | 積水ハウス・四電工 |
| 自動車・機械 | ヤマハ発動機・いすゞ自動車 |
| エネルギー・素材 | INPEX・稲畑産業 |
| 半導体・電子 | ローム・ソシオネクスト |
| 小売 | ツルハHD |
日経225採用銘柄も多いですが、これら寄与度トップ5銘柄を1つも持っていません。
つまり、指数全体を押し上げている主役銘柄を保有していない から、日経平均が最高値を更新しても、自分のポートフォリオはそれほど動かない、という構造になっています。
それでも私が「寄与度トップ5銘柄」を買わない理由
「じゃあファーストリテイリングや東京エレクトロンを買えばいいのでは?」と思う人もいるかもしれません。私が買わない理由は3つあります。
1. 配当利回りが低い
ソフトバンクG・ファーストリテイリング・東京エレクトロンはいずれも 配当利回りが低い水準(ソフトバンクG約0.16%、ファーストリテイリング約0.85%、東京エレクトロンは2%台)。私の保有銘柄(配当利回り4〜5%台が中心)と比べると、配当目的では魅力が薄い。
2. 1単元が高額
ファーストリテイリングは100株で 約755万円、東京エレクトロンも100株で 約500万円。個人投資家の単元投資には不向き な価格帯です。
3. 株価のボラティリティが大きい
AI関連株は上がるときは派手ですが、下げるときも激しい。配当を積み上げて長く持ちたい私のスタイルとは合いません。
学び:指数と個別株は「別物」と理解する
今回の経験から得られる学びは3つ。
①指数の動きと自分のポートフォリオは連動しないことが多い
日経平均は 特定の高株価銘柄に大きく影響される指数。自分の保有銘柄が指数構成銘柄であっても、寄与度の高い銘柄を持っていなければ恩恵は薄いです。
②指数最高値だからといって、みんな儲かっているわけではない
「日経平均最高値=みんな儲かっている」というイメージがありますが、実際は 個別株を持っている投資家の中でも、上昇の恩恵を受けている人と受けていない人の差が大きい のが現実です。
③それでも自分の戦略を貫く
配当・優待中心のポートフォリオを組んでいるなら、指数の動きに振り回されず、自分の戦略を貫くことが大事。日経平均が下がる局面では、逆に配当株のディフェンシブ性が活きます。
まとめ:日経平均最高値でも、私のスタイルは変えない
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 日経平均(2026/5/22終値) | 63,339円(最高値更新中) |
| 直近の主役 | ソフトバンクG・ファーストリテイリング・TDK・東京エレクトロン・イビデン等 |
| 日経平均の算出方式 | 株価平均型(株価の高い銘柄ほど寄与度大) |
| 私の保有銘柄 | 配当・優待中心の約30銘柄 |
| 寄与度トップ5銘柄 | 保有なし(買わない3つの理由) |
| ポートフォリオの動き | 日経平均ほどは上がっていない |
| 結論 | 指数と個別株は別物。自分の戦略を貫く |
日経平均が最高値を更新するなか、自分の株があまり上がらない時期はあります。ただそれは「自分の戦略が間違っている」のではなく、指数の中身と自分のポートフォリオの中身が違うだけ。
長期で配当を積み上げる戦略なら、指数の上下に一喜一憂せず、淡々と保有を続けるのが正解だと思います。



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